SF・冒険
- 作品番号
- 1650411
- 最終更新
- 2021/10/10
- 総文字数
- 176
- ページ数
- 1ページ
- ステータス
- 未完結
- いいね数
- 0
「グウウウゥゥ…… 」
「エサが足りないか。わかった。もう一匹狩ってきてやる」
「ガウウぅ…… グルルルウッぅ」
「食う量が日増しに増えやがるな」
「日野! 狩りを続けていると、いずれ見つかるぞ」
「大丈夫だ。証拠は残していない。心配し過ぎだ。斎川」
日野晃は、19歳である。顔にはまだ子どものあどけなさを残すが、特殊な能力を生まれつき持っていた。
地下室から階段を登り、地上に出ると真っ暗闇だった。午後10時近く、都市部であっても人通りは少なくなっている。
遠くの路地に25歳くらいの、仕事帰りの女性が見えた。
「あれにするか」
日野は風のように素早く100mほど間を詰めると、両手をめいっぱい開き前に突き出した。
「ハアァァァ」
伊吹と共にターゲットの女性の首が消えてなくなった。
「よっと」
次の瞬間、体も消えた。
地下室に戻ると、先ほどの大ネズミに地上で狩ってきたエサを与えた。
「キイイィ」
ネズミが喜びの声を上げ、首のない女性の体を貪り食っている。
バリバリ…… ネチャネチャ…… ジュルジュル……
骨を砕き、筋をすりつぶし、血をすする音が地下室に響く。
「今日は2人目だぞ。1日1人でも多いくらいなのに」
「エサが足りないか。わかった。もう一匹狩ってきてやる」
「ガウウぅ…… グルルルウッぅ」
「食う量が日増しに増えやがるな」
「日野! 狩りを続けていると、いずれ見つかるぞ」
「大丈夫だ。証拠は残していない。心配し過ぎだ。斎川」
日野晃は、19歳である。顔にはまだ子どものあどけなさを残すが、特殊な能力を生まれつき持っていた。
地下室から階段を登り、地上に出ると真っ暗闇だった。午後10時近く、都市部であっても人通りは少なくなっている。
遠くの路地に25歳くらいの、仕事帰りの女性が見えた。
「あれにするか」
日野は風のように素早く100mほど間を詰めると、両手をめいっぱい開き前に突き出した。
「ハアァァァ」
伊吹と共にターゲットの女性の首が消えてなくなった。
「よっと」
次の瞬間、体も消えた。
地下室に戻ると、先ほどの大ネズミに地上で狩ってきたエサを与えた。
「キイイィ」
ネズミが喜びの声を上げ、首のない女性の体を貪り食っている。
バリバリ…… ネチャネチャ…… ジュルジュル……
骨を砕き、筋をすりつぶし、血をすする音が地下室に響く。
「今日は2人目だぞ。1日1人でも多いくらいなのに」
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