「…太陽はいいな」
「ん、何が?」
「…結局、ずっと昔から美羽のこと好きだったんだろ?」
「まぁな」
「お、素直になりましたねぇ」
あんなに言い合ってケンカばかりしてたのに、あれは愛情の裏返しだったとか。それに気付けなかった俺のがだいぶ子供だ。
だって俺は…
「碧斗だってそうだろ?」
「ん」
「あさひさんのこと、ずっと好きだったんだろ?」
「………何一つ届いてないけどな」
あさひとは一度もケンカをしたことがない。
それは仲が良いからって思ってた、でも実際はあさひが俺なんかを相手にしてなかっただけ。ケンカをする相手にもなれなかった。
美羽が走って来る。相変わらずふわっとした長い髪をなびかせながら。
もし今あさひが同じ高校生だったら、当たり前のようにそばにいられたのかな。
今だって手を繋いで、笑い合いながら。
「碧斗も素直になれよ」
ブランコから太陽が立ち上がった。
「俺は昔から素直だよ!」
「ん、何が?」
「…結局、ずっと昔から美羽のこと好きだったんだろ?」
「まぁな」
「お、素直になりましたねぇ」
あんなに言い合ってケンカばかりしてたのに、あれは愛情の裏返しだったとか。それに気付けなかった俺のがだいぶ子供だ。
だって俺は…
「碧斗だってそうだろ?」
「ん」
「あさひさんのこと、ずっと好きだったんだろ?」
「………何一つ届いてないけどな」
あさひとは一度もケンカをしたことがない。
それは仲が良いからって思ってた、でも実際はあさひが俺なんかを相手にしてなかっただけ。ケンカをする相手にもなれなかった。
美羽が走って来る。相変わらずふわっとした長い髪をなびかせながら。
もし今あさひが同じ高校生だったら、当たり前のようにそばにいられたのかな。
今だって手を繋いで、笑い合いながら。
「碧斗も素直になれよ」
ブランコから太陽が立ち上がった。
「俺は昔から素直だよ!」