ピンポーン、とチャイムを鳴らした。
すぐにドアが開いて、あさひが出て来た。
「あ、碧斗。どうしたの?」
「これ、回覧板持ってきた」
「あー、ありがとう。もらっとくね」
"どうしたの?"
はおれが聞きたかった。
目元の違和感…、強くなってた。
赤くなって、今まで泣いてましたってそんな顔してる。
「ん?なぁに?あ、遊んでく?ゲームでもしよっか!今日は負けないから!」
じっとあさひの顔を見るおれにいつもと変わらないように話す。
そんな作った顔見たくないのに。
「…あさひ、どうかしたの?」
「何が?どうもしてないよ」
いつもそうだ。
あさひは絶対おれの前では弱音を吐かない。
おれはそれがすごく悔しい。
「碧斗?」
なんであさひは何も言ってくれないんだろう。
俺が子供だから?
あさひより全然チビだから?
おれがあさひにできることって何なの?
すぐにドアが開いて、あさひが出て来た。
「あ、碧斗。どうしたの?」
「これ、回覧板持ってきた」
「あー、ありがとう。もらっとくね」
"どうしたの?"
はおれが聞きたかった。
目元の違和感…、強くなってた。
赤くなって、今まで泣いてましたってそんな顔してる。
「ん?なぁに?あ、遊んでく?ゲームでもしよっか!今日は負けないから!」
じっとあさひの顔を見るおれにいつもと変わらないように話す。
そんな作った顔見たくないのに。
「…あさひ、どうかしたの?」
「何が?どうもしてないよ」
いつもそうだ。
あさひは絶対おれの前では弱音を吐かない。
おれはそれがすごく悔しい。
「碧斗?」
なんであさひは何も言ってくれないんだろう。
俺が子供だから?
あさひより全然チビだから?
おれがあさひにできることって何なの?