感想ノート

  • 夏永一叶様


    初めまして。突然の感想を失礼します。

    「ただ、その響きだけで」読ませていただきました!
    とっても「どタイプな物語」で、1ページ目から惹かれてしまいました✨
    サバ飯の伏線回収のしかたも鮮やかでした。ユーモアは単にユーモアというわけじゃなく、感傷とかも重なっていて。密度の濃い感情を味わいました🌌

    p.14で緊急アラートが鳴り響く世界と、運命を交換することを決意したセナくんの冷静な心境の対比が、読んでいて鳥肌が立ちましたし、切なくなりました。

    ラストまで読み、あらためて冒頭を読み返すと、なみだが込み上げてきました。
    てっきりスミさんは、セナくんの記憶をなくしてしまうと想像していました。
    記憶が残ってしまうこと。消えてしまうこと。
    どちらにも苦しみはありますが。
    もし仮に忘れていても、心に湧いた温もりはなかったことにならないと感じました。
    ぼくの読み方が浅く、ちゃんと理解できていない部分もあるかと思います💦
    すいません。

    一緒にガチャガチャをしているときなど、自然と(勝手に)まわりの景色を想像できてしまいました。
    風景描写に頼らなくても……描かないことで、読み手の解釈の自由度を高めてくれるのです。

    みじかい物語のなか、歩き古した通学路とか、誰もいない図書室以外にも。思い出たちが無数に行き交っているようでした。行間の空白にさえ、尊い親密な時間がながれていて。ふたりの仕草や声音や雰囲気に「きみが好き」という気持ちが溢れているんだろうなと思いました。

    長文ですいません😓
    お返事は気にしないでください。
    ありがとうございました✨



    おかゆ

    oKaYu❣ 2025/03/11 11:23

    oKaYu❣様、初めまして!
    たくさんの作品の中から、こちらを見つけてくださってありがとうございます。

    ストレートな「どタイプ」のお言葉、とても響きました……!
    サバ飯の部分、試行錯誤したシーンだったのですごく嬉しいです。

    心に湧いた温もりは無かったことにならない、とても素敵なお言葉ですね!
    おかゆ様の仰る通り、解釈をかなり読者様にお任せしてしまっているので、楽しんでいただけるか不安だったのですが……。
    こうしてたくさん解釈を聞かせていただけたことで、この書き方をして良かったなと思えました。ありがとうございます。

    私個人としても、セナとスミの中には、お互いに消えない何かが残っていてほしいなと思います!

    余白にまで素敵な世界を思い描いてくださってすごく光栄です。

    そしてこちらこそ、長々とお返事失礼いたしました。たくさんのお言葉、本当に嬉しいです。
    ありがとうございます!

    作者からの返信 2025/03/11 22:02

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