片や両手をポケットの中に入れ、黒い髪をなびかせている恭平。
中学の時から一緒。
高校に入ってからも偶然、同じクラス。
いつも3人一緒
その話をすると、周りのみんなは大抵、「腐れ縁だね。」と笑った。
そして、時期はちょうど春休みになり、学校は新入生を迎え入れる準備で忙しい。
「大体春休みなのに、わざわざ学校に本を借りに来る人は、いないっつうの!」
今年の春休み程、図書委員になって損したと思った時はなかった。
交替で当番をするはずだったのに、みんな塾や旅行やバイトなんかで、暇な人がいない。
必然的に、私が毎日来る事になってしまった。
でもいいんだ。
恭平と優斗も、毎日部活で学校に来る。
毎日一緒に帰れるのが、私にとっては嬉しかった。
中学の時から一緒。
高校に入ってからも偶然、同じクラス。
いつも3人一緒
その話をすると、周りのみんなは大抵、「腐れ縁だね。」と笑った。
そして、時期はちょうど春休みになり、学校は新入生を迎え入れる準備で忙しい。
「大体春休みなのに、わざわざ学校に本を借りに来る人は、いないっつうの!」
今年の春休み程、図書委員になって損したと思った時はなかった。
交替で当番をするはずだったのに、みんな塾や旅行やバイトなんかで、暇な人がいない。
必然的に、私が毎日来る事になってしまった。
でもいいんだ。
恭平と優斗も、毎日部活で学校に来る。
毎日一緒に帰れるのが、私にとっては嬉しかった。