私も恭平を好きだと気付いたのは、彼女と同じ、一年前だった。
彼女は部活の時、恭平と一緒で、私は授業中も、休み時間も、帰りも一緒だった。
今年のバレンタインだって 恭平に渡した。
普通に受け取ってくれたし、ホワイトデーのお返しも貰った。
たった一つだけ、違う事があるとすれば、私はチョコを渡す時に、勇気がなくて、「好き」と言えなかった。
彼女は勇気を出して、「好き」と告げた。
たった、それだけ。
涙が後から後から溢れてきた。
「あっ、来た来た。」
昇降口で待っていてくれる優斗が、そんな私を見つけてくれた。
「巴里。図書室を閉める時間が決まっているのは、分かってるけどさ~。せめて急いで来ましたとか、そういう努力を見せろよ。」
彼女は部活の時、恭平と一緒で、私は授業中も、休み時間も、帰りも一緒だった。
今年のバレンタインだって 恭平に渡した。
普通に受け取ってくれたし、ホワイトデーのお返しも貰った。
たった一つだけ、違う事があるとすれば、私はチョコを渡す時に、勇気がなくて、「好き」と言えなかった。
彼女は勇気を出して、「好き」と告げた。
たった、それだけ。
涙が後から後から溢れてきた。
「あっ、来た来た。」
昇降口で待っていてくれる優斗が、そんな私を見つけてくれた。
「巴里。図書室を閉める時間が決まっているのは、分かってるけどさ~。せめて急いで来ましたとか、そういう努力を見せろよ。」