ようやく、彼女たちとも打ち解け和気あいあいとした職場環境にも慣れてきた頃だ。

 トモカ女史以外の五人の性格や魅力もおおよそ掴んだ洋観は、あらためて庭でくつろいでいる四人を見渡した。よくもこれだけ粒ぞろいで高スペックの女の子たちが揃ったものだと感慨を新たにした。

 一番年上だと思われる、ロングの黒髪がチャームポイントの娘は、名前をチズルといった。なぜかみな日本的な名前なのは見た目との違和感がなくていいが、そこは深く追求するところじゃなさそうだ。

 チヅルは診療所の仕事はもちろんのこと、トモカ先生の助手や秘書的な役目も果たす何でもできるお姉さんだ。性格は長女タイプなのか、何かと仕切りたがるところがあって、他の四人の女の子たちからも一目置かれ、たいそう信頼されてるようだ。

 チズルだけは他の三人より年上で、二十歳を少し超えてるように見える。他の娘らはみな十六、七歳位で洋観と同世代だろう。

 ポニテの純情そうな優等生タイプの娘はアンズ。
 普段は飄々として掴みどころがないところもあるが、それでいて世話女房的な部分もあったりする。
 何にも増してこの娘の一番の売りは圧倒的なプロポーションの良さ。あいにく脚を拝むことはできないが、しゃぶりつきたくなるような美しい脚線美を備えていることは疑いようがない。
 おっと、下品な表現は慎まなくては……。
 実は仕事中、スカートの中に蜂が入り込んで大慌てした際に、偶然にもスカートを捲し上げた場面に遭遇してバッチリ確認済みだから疑いようがない。

 ショートカットで五人の中では一番背の髙い娘が、ミカン。
 人見知りだが、スタイルだけでなく、頭の中もスマートで頼りになる存在だ。際立った行動力の持ち主で、問題が発生しても、的確な解決策を提示するのはいつもミカンだ。

 ツインテールの娘の名は、レモン。
 スリムでスタイルバツグン 気が強いとこがまた洋観のツボにハマってるようだ。彼にはタメ口でグぐいぐい攻めてくる積極的な一面もある。
 その一方で時には甘えん坊みたく、身体を密着させてくることもあって、なんともとらえどころのないレモン嬢である。ただし、きれい好きで潔癖症気味なところが玉にキズ。

 最後に、セミロングのメガネっ娘は、サトミ。