とにかくルカを守ろうと必死な自分がいる事は事実だ。
自分から遠ざけておいてなんだけど……。
「ハイハイ。彼女のために必死で何より。せいぜい二人の世界を楽しんでよ」
「けど、うちらの見えないとこでやってよ。はい、しあわせを呼ぶ砂。返すから」
工藤さんはそう言って、扉が少し開いていた体育倉庫の中に持っていたルカのお守りをポイッと投げ入れた。
ルカはハッとして慌ててその中に入る。
「しあわせを呼ぶ砂?大事なお守り?そんな物大事に持ってるとか、マジウケるんですけど」
「ほら、早く探さないと幸せ逃げちゃうよー?」
「ふざけんなよっ!」
ケラケラと笑う工藤さんを押しのけて、僕も体育倉庫の中に入った。
すると、背後で重い扉が閉まる音がし、更にガチャンッと鍵のしまる音がした。
自分から遠ざけておいてなんだけど……。
「ハイハイ。彼女のために必死で何より。せいぜい二人の世界を楽しんでよ」
「けど、うちらの見えないとこでやってよ。はい、しあわせを呼ぶ砂。返すから」
工藤さんはそう言って、扉が少し開いていた体育倉庫の中に持っていたルカのお守りをポイッと投げ入れた。
ルカはハッとして慌ててその中に入る。
「しあわせを呼ぶ砂?大事なお守り?そんな物大事に持ってるとか、マジウケるんですけど」
「ほら、早く探さないと幸せ逃げちゃうよー?」
「ふざけんなよっ!」
ケラケラと笑う工藤さんを押しのけて、僕も体育倉庫の中に入った。
すると、背後で重い扉が閉まる音がし、更にガチャンッと鍵のしまる音がした。