裕一郎の手が下着のウエスト部分に伸びたのを見て恋幸が慌てて手を伸ばした時には、すでに“それ”はするりと下半身から離れ、役割を失った桃色の布が膝を通り過ぎていく。
そして、覆う物を無くした秘部に再び裕一郎の右手が伸びた。
「待ってください……っ!!」
自分の声で飛び起きた恋幸の目に映ったのは、寝る前に見た時と同じ光景だった。
部屋の隅に置かれたキャリーケース、座卓の上で開かれたままのノートパソコン。和室特有の畳の香りに、太陽光が差し込む障子。
それから、
「……すみません、もう開けてしまいました」
開いた襖の向こう側に立つ裕一郎。
そして、覆う物を無くした秘部に再び裕一郎の右手が伸びた。
「待ってください……っ!!」
自分の声で飛び起きた恋幸の目に映ったのは、寝る前に見た時と同じ光景だった。
部屋の隅に置かれたキャリーケース、座卓の上で開かれたままのノートパソコン。和室特有の畳の香りに、太陽光が差し込む障子。
それから、
「……すみません、もう開けてしまいました」
開いた襖の向こう側に立つ裕一郎。