「……ご飯、選びに行きましょう」
「はいっ!」
飲み物のチョイスに、位置の確認。
彼の一連の行動は全て“恋幸のためでしかない事”なのだが、「裕一郎様もメロンソーダ飲むんだ……!?」や「やっほーいお茶でも爽快美茶でもなくて綾鳥派なんだ! 私と一緒!!」といったお花畑思考に陥っていた彼女には気付けるわけもなかった。
「倉本様は、パスタ系だと何が好きですか?」
二人でチルドケース前に移動し恋幸が明太クリームパスタをカゴに入れながらそう問いかけると、裕一郎は少し悩むような素振りを見せてからカルボナーラを持ち上げる。
「あまり考えたことがありませんでしたが……これ、ですかね」
「はいっ!」
飲み物のチョイスに、位置の確認。
彼の一連の行動は全て“恋幸のためでしかない事”なのだが、「裕一郎様もメロンソーダ飲むんだ……!?」や「やっほーいお茶でも爽快美茶でもなくて綾鳥派なんだ! 私と一緒!!」といったお花畑思考に陥っていた彼女には気付けるわけもなかった。
「倉本様は、パスタ系だと何が好きですか?」
二人でチルドケース前に移動し恋幸が明太クリームパスタをカゴに入れながらそう問いかけると、裕一郎は少し悩むような素振りを見せてからカルボナーラを持ち上げる。
「あまり考えたことがありませんでしたが……これ、ですかね」