「もし『部屋が明るいと眠れないだろう』と考えて私に気を遣っているのだとしたら、“遠慮”なんてものは今すぐ捨ててください」
「……っ、」


 恋幸が躊躇(ためら)いがちに彼の手のひらへ顔を擦り寄らせると、動揺からかその長い指がぴくりと跳ねる。


「本当に、大丈夫です……倉本様が、一緒にいてくれるから……」
「……それが一番、危険だと思いますけどね」
「え……?」