お風呂場で脱いだ服等をどうすればいいのか分からなかった恋幸は、「裕一郎様に聞くのはちょっと恥ずかしいし、星川さんに会ったら聞こう」と考えていったん自分用の部屋に持ち帰り、ドライヤーでしっかり髪を乾かしてから地図を頼りに裕一郎の部屋へ出陣。
そして、辿り着いた時点で痛いほどに高鳴る心臓を深呼吸で落ち着かせ、緊張からわずかに震える手で襖をスライドした。
「し、失礼します……!!」
目を瞑ったまま一歩前に出て後ろ手に襖を閉めると、エアコンの暖かな空気が恋幸の頬を撫でる。
ゆっくりと瞼を持ち上げれば、そこには布団の上に胡座をかいて座り真剣な顔でノートパソコンに何かを打ち込む裕一郎の姿があった。
そして、辿り着いた時点で痛いほどに高鳴る心臓を深呼吸で落ち着かせ、緊張からわずかに震える手で襖をスライドした。
「し、失礼します……!!」
目を瞑ったまま一歩前に出て後ろ手に襖を閉めると、エアコンの暖かな空気が恋幸の頬を撫でる。
ゆっくりと瞼を持ち上げれば、そこには布団の上に胡座をかいて座り真剣な顔でノートパソコンに何かを打ち込む裕一郎の姿があった。