「ああ、でも……一点だけ違うかもしれません」
「……?」
何の事か聞く前に、彼の大きな手が恋幸の頬に添えられ空色の瞳が緩やかな弧を描いた。
「貴女から大義名分を得たので“そう”提案しただけで、本音は貴女を囲いたいだけなんですよ」
「!?」
「案外、私は独占欲が強い人間だったようです。……大人気なくてすみません。わがままを言っている自覚はあるので、少しでも嫌だと感じたら遠慮なく断ってください」
「……?」
何の事か聞く前に、彼の大きな手が恋幸の頬に添えられ空色の瞳が緩やかな弧を描いた。
「貴女から大義名分を得たので“そう”提案しただけで、本音は貴女を囲いたいだけなんですよ」
「!?」
「案外、私は独占欲が強い人間だったようです。……大人気なくてすみません。わがままを言っている自覚はあるので、少しでも嫌だと感じたら遠慮なく断ってください」