そして「ねー聞いてー! 知ってるー? よく来てたあのメロンソーダマン、いきなりプロポーズしててまじウケたんだけどー!」「えー!? ヤバくなーい!? ドン引きなんですけどー!!」などと噂話が広がっているかもしれない……という被害妄想が恋幸の頭によぎり、どうにも行く気になれなかったのだ。
しかし――……恋幸の意思は、弱かった。
(でもでも!! そろそろモチダ珈琲のメロンソーダが飲みたい……っ! コンビニのフォンタ・メロンソーダ味じゃ満たされないよー!! 本家の味が恋しい……っ!!)
メロンソーダマンは無駄に“つう”ぶったこだわりを持っているが、モチダ珈琲店のメニューに載っているメロンソーダは企業で契約を結び日本ソダ・ソーダから仕入れたフォンタを提供しているだけ……という話は、従業員だけの秘密である。
しかし――……恋幸の意思は、弱かった。
(でもでも!! そろそろモチダ珈琲のメロンソーダが飲みたい……っ! コンビニのフォンタ・メロンソーダ味じゃ満たされないよー!! 本家の味が恋しい……っ!!)
メロンソーダマンは無駄に“つう”ぶったこだわりを持っているが、モチダ珈琲店のメニューに載っているメロンソーダは企業で契約を結び日本ソダ・ソーダから仕入れたフォンタを提供しているだけ……という話は、従業員だけの秘密である。