『ねえ、小日向さん。違う小説を書いてみる気、ある?』
「……!! 書かせてもらえるんですか!?」
嬉しさのあまり恋幸が勢いよく椅子から立ち上がれば、電話越しの清水さんは愉快そうに声を出して笑い始めた。
『あははっ! 書かせてもらえるんですか、って……むしろ、書いてもらってるのは編集の僕の方だと思うんだけど』
「そんな……っ!! あくまでも私は雇われている立場なので、書かせてもらっているという認識で間違いないです!!」
『うーん、まあどっちでもいいや。仕事の話に戻るんだけど……あっ、違う小説って言っても、もちろん今書いてる作品と同時進行ね。それでも大丈夫?』
「……!! 書かせてもらえるんですか!?」
嬉しさのあまり恋幸が勢いよく椅子から立ち上がれば、電話越しの清水さんは愉快そうに声を出して笑い始めた。
『あははっ! 書かせてもらえるんですか、って……むしろ、書いてもらってるのは編集の僕の方だと思うんだけど』
「そんな……っ!! あくまでも私は雇われている立場なので、書かせてもらっているという認識で間違いないです!!」
『うーん、まあどっちでもいいや。仕事の話に戻るんだけど……あっ、違う小説って言っても、もちろん今書いてる作品と同時進行ね。それでも大丈夫?』