部屋中に私の吐息が響く。

こんな、こんな、昼間からエッチするなんて。

いけない事、してるみたい。


「どうした?」

「ううん………」

なんだか言うに言えなくて、先生の肩に顔を埋めた。

「もう、いい?」

「あっ、待っ………」

待ってって言おうとしたのに、私の中に先生が入ってくる。

「あぁっ……せんせぇ…………」

「待てるわけがないだろう。こんなに、俺の指でトロトロになってるのに。」


先生が動くリズムに合わせて、私の声がタイミングよく出る。

まるで二人で音楽を、奏でているようだ。


「なんか、せんせぇ…………指揮者みたい。」

「はあ?指揮者?」

私の突拍子のない発言に、先生の動きが止まる。

「だってぇ……先生に合わせて、声が出るんだもん。」

すると先生は、私の事を強く抱き締めて、唇から舌を絡めてきた。

「んんんっ」

思わず吐息が漏れる。


「チューニング終了。」