首、腕、指、胸、お腹や腰、引いてはお尻や足まで、先生の唇で貪れる度に、心の奥から感じている声が、自然と出てくる。

気持良過ぎて、ボーっとしている私に、先生は焼けるような視線でこう呟いた。

「まだまだ、終わらないよ。」

耳元で言われて、ゾクっとしていると、案の定先生が私の体へと入ってくる。


声にならない声が、先生から聞こえてくる。

「先生、気持ちいい?」

誰よりも近い距離で、誰も聞けない質問をする。

「ああ……藤沢の身体、気持ちいいよ……」

自分の体で相手が満足している。

私の胸が満たされていくのを知った。


「せんせぇ……」

「なに?」

「私の身体で、もっと気持ちよくなって……」

「ああっ……」


先生が気持よくて悶える表情を見て、私も自然と身体が悶える。

その後に見た先生の真剣な顔に、私はそれだけで胸に火が点いたように、体が熱くなった。

「藤沢……俺、もう我慢できない……」