「いや、お前らで行ってこいよ」

 シンは、どうやら行きたくないらしい。
何回も行っているなんて羨ましい。
 私は、何度もねぇねぇと言ってねだった。

 最終的には、ルイに……。
「2人も見るのは、大変なので手伝ってください」と言われて渋々承諾してくれた。
 やった~楽しみが、また増えた。
私は、ワクワクしながら夏休みを来るのを待ち望んだ。

 あれからキョウ様に頼んだらキラ君も遊園地に言っても良いとされた。
 側近であるルキア様は、反対していたが
妖精界に慣れるためにもいろんな経験をした方がいいと言ってくださった。
 嬉しい。これで全員で遊園に行けるからだ。
私は、その日を楽しみに待つ……。

――そして待ちに待った夏休みの日を迎えた。
 私達は、遊園地の○○○ランドに向かうのだった。
天気もいいし絶好の遊園地日和だ。

 シンは、黒の無地のインナーシャツ。
アクセサリーをつけて黒いパンツ。そして帽子を被っていた。
 ルイは、遊園地だと動きにくいからと私服にしていた。
五分丈ぐらいのビッグTシャツの濃いめグレー。
 そして薄目のグレーのパンツにしていた。
どちらもお洒落な大人の男性って感じだ。

 そして私は、この日のためにお世話係の三つ子に
頼みランドの人気キャラのプリンセスのワンピースを作ってもらった。
 水色のドレス風なので素敵だ。
もちろんルイに抱っこしてもらっているキラ君は、○ッキーの衣装を着ている。

「キラ君可愛い~」

……ただし本人は、不満そうだが。
 でもでも、凄く似合っていて可愛いからいいじゃない?
 コスプレをしていると着ぐるみ達に声をかけてもらいやすいし。

「さて、チケットを買ったし中に入るか」

「はーい」

 シンに入場チケットを買ってもらい、私達は、中に入ることにした。
 入場すると……うわぁ~凄い!!

 妖精界とは、また違った華やかな世界だった。
たくさんの乗り物や建物があるし、キャラクター達やスタッフ達が出迎えてくれた。
 そう……夢の国になっていた。

「うわぁ~何から乗る?あ、○ッキー居るよ!」