お互いに負けず嫌いな性格のため盛り上がっていた。
この2人って似た者同士?
私は、呆れたようにため息を吐きながら見ているとルイもやれやれと言った表情になっていた。
「まったく。あの2人は、似てますねぇ……」
「アハハッ……」
私は、笑うしかなかった。
でも仲良さそうだから、まぁいいかな?と思った。
これもあの2人のコミュニケーションだろう……。
こうして楽しいクリスマスは、無事に終わった。
その後は、冬休みに大晦日がある。
しかしその前に大掃除をしなければならない。
我が家も朝から大掃除をしていた。
ルイは、キッチンや回りを整理したり、洗ったりしていた。
シンは、めんどくさいとブツブツと文句を言っていたが、いらない物を分別したり、捨てたり
力仕事を中心にやっていた。
私とキラ君は、廊下を拭き掃除していた。
長い廊下を競争するように真っ直ぐと拭いて行く。
拭き終わりバケツに絞るとあっという間に水が汚くなっていく。
「キラ君。凄い……真っ黒だよ!?」
「そりゃあ、そうだろ。廊下なんだから」
「でもでも。凄くない?
私達が綺麗にしている証拠みたいじゃん」
「お前……変わってんな?
そんなことで、いちいち喜んだりするし」
「……そう?」
キラ君が呆れながら言ってくるが私は、不思議そうに首を傾げた。
でも、言われてみればどれも新鮮だった。
これは、前世で入院生活が長かった影響だろうか?
やること全てが新鮮で新しい。
新しい発見があるたびに素直に喜んだ。
それは、他の人から見たら変わっているように見えるのかもしれない。
するとルイがこちらに来た。