「お前……どういう格好してんだよ!?」
「えっ~変?可愛いと思うんだけどな?」
私は、くるりと回ってみせた。
するとますます耳を真っ赤にさせて横を向かれてしまった。な、なんで?
私は、困惑しているとシンとルイは、クスクスと笑っていた。
「さぁ、ご飯にしますよ!
今日は、2人が頑張って下さったので、飛びっ切り美味しいご馳走が出来ましたからね」
ルイは、そう言って料理を居間のテーブルに運んできた。
チキンにサンドイッチにチキンライス。
あとグラタンにポテトサラダもある。
たくさんの料理に気持ちまでワクワクしてきた。
皆で手を合わせてご馳走を食べた。
チキンも照り焼きになって美味しいし、サンドイッチは、私達が作った。
チラッとキラ君を見ると夢中でチキンを食べていた。
これが楽しい思い出になってくれたらいいなと思った。
ご馳走は、ほとんどキラ君とシンが食べてしまった。
そして食後のデザートのクリスマスケーキだ。
ルイに切ってもらい、それぞれお皿に乗せてもらう。
うわぁ~美味しそう。
私は、早速一口食べてみる。
うん、しっとりしていて美味しい……。
これが自分達で一から作ったのだがら驚きだ。
「キラ君。美味しいね」
「まぁまぁだな……」
キラ君に感想を求めたらそう言ってきた。
もう……素直じゃないな。
でもモクモクとケーキを食べていた。
残さずに食べるところを見ると美味しかったのだろう。
私は、クスクスと笑った。
さて、一番大切なプレゼントだ!
キラ君の欲しいものとはならなかったが、喜んで使ってくれたらいいな。
ケーキを食べ終わると私は、こっそりとクリスマスプレゼントを取りに行った。
何だか渡すとなるとドキドキしてきた。
居間に戻るとモジモジしながらプレゼントが入った紙袋を差し出した。
「はい。キラ君にクリスマスプレゼント」
「お、俺に……?」