ルイに、こっそりと相談すると協力してくれると言ってくれた。
 そしてひっそりと計画を練った。
まずは、パーティーもだが、準備が楽しい。
 なので私達で作ることにした。

 まずキラ君は、クリスマスプレゼントは、何が欲しいのだろうか?
 クリスマスと言ったらプレゼントだ。
私もキラ君に何かプレゼントしたい。

「キラ君。クリスマスプレゼントは、サンタさんに何を頼むの?」

 私は、ニコニコしながらそれを聞いた。
するとはぁっ?と言う顔をされた。

「サンタさんからって……お前。
まだサンタさんが居るって信じているのか?」

「そ、そんなことはないけど……でも。
サンタさんは、居るかもしれないじゃない」

「……どっちなんだよ?」

 うっ……それを言われると困ってしまう。
私だってサンタさんが居ないのは、知っている。
 子供の頃は、信じていたけど……さすがに16歳になれば、それぐらい理解は出来る。
 出来るけど……今は、その設定で話を進めたい。

「どっちでもいいのよ。で、キラ君は、何が欲しいの?
クリスマスプレゼントは……」

 無理やりその設定で持ち込むとキラ君は、ハァッとため息を吐いてきた。

「別に。欲しいものなんてないし」

「えっ~そんなことないでしょ?何か無いの?
 ほら、好きなオモチャとか。好きな物とかは?」

「ガキじゃねぇーし。オモチャとかお子様かよ?
好きな物も特に無い」

 えっ~キラ君ったら貧欲!!
自分だって子供じゃない。
 もう……それだと欲しい物が買えないじゃん。