「妖精族は、長生きの上に年齢不詳だな……。
獣族は、短命だから長生きする奴の方が少ないぜ」
えっ?そうなの!?
キラ君の言葉に驚いてしまった。
獣族は、短命だなんて……。
「そ、そうなの?」
「あぁ動物は、人間より寿命が少ない。
たまには、長生きする奴も居るが、基本短命だ。
まぁ皇族は、他の奴らより長生きだが……」
あぁ、確かに……。
犬や猫など動物は、人間より寿命が確かに短い。
長生きする場合もあるが、それでも短い方だ。
そうか……妖精族とだと、こうも違うのか。
知らない真実を聞いて驚いたが、それが生命の違いなんだと再認識した。
しかしそう考えるとキラ君が妖精族になれて良かったと思った。
それならキラ君も長生きするからだ!
「そっか~じゃあキラ君は、長生き出来るね!
良かったね。ずっと一緒に居られるね」
「あ……あぁ……」
私は、ニコニコしながら言うとキラ君は、頬を赤く染めていた。
何で赤いのか分からなかったけど嬉しい。
すると、それを見ていたシンシアさんとマリーさんは、クスクスと笑っていた。
「フフッ……可愛らしくて微笑ましいわね」
「そうですね」
何故2人が笑っているのが不思議だ?
そして無事にハーブとチビチビナールを貰ったので、帰ることにした。
シンシアさんには、またいらっしゃいと言ってくれた。
さて、そのまま帰るのもいいが……。
せっかくここまで来たのなら湖にも行きたくなった。
ここから近くにある。