「うわぁ~綺麗なハーブ!」

「ゲッ……何だこれ?」

 七色の綺麗なハーブに私もキラ君も驚く。
私は、感動するのだがキラ君は、怪訝な表情になっていた。
 どうして?凄く華やかで綺麗なのに?
私は、反応に首を傾げているとシンシアさんは、クスッと笑った。

「男の子と女の子だと反応が違うみたいね?
綺麗でしょ?でも食用のハーブなのよ。
 臭みもないし、苦くないように開発してあるわ。
パスタとかサラダに入れると見映えが鮮やかで、美味しいから試してみて」

 パスタとサラダに!?
それは、鮮やかで綺麗になるわね。
 創造しただけでも、かなりの見映えが素敵だろう。
早速ルイに言って作ってもらおっと……。
 しかしキラ君は、微妙な表情になっていた。

「料理を華やかにしてどうするんだよ?
シンプルで旨かったら、それでいいじゃん……」

「も~キラ君。分かってないわね。
 料理は、見映えも大事なんだよ?
華やかで美味しそうに見えた方がいいじゃない?」

「いらん。シンプルで旨い方がいいに決まっている」

「も~キラ君。女の子心が分かってない!」