「おや?もうこんな時間ですか。
 そろそろお昼に致しましょう。近くのレストランは……」

  ルイは、そう言いながらパンフレットでレストランを探していた。
 確かに、叫んだから余計にお腹が空いてしまったわ。
そして近くのレストランで昼食にすることに。

 私は、可愛らしいからお子さまランチにした。
○ッキーのプレートにハンバーグなどが乗っている。
 デザートとオモチャも付いておりお得だ。
私は、パクパクと食べているとシンがハンカチで口元についた汚れを拭いてくれた。

「慌てて食うな。引っ掛かるぞ?」

「だって、早く乗りたいもん。でね。
夜は、パレードを見るの」

 ランドの最大の楽しみは、夜のパレード。
キャラ達がゴンドラに乗ってダンスするのも素敵だが
光の演出が綺麗で凄いので有名だ。
 前世の時は、身体に障るからと早々と帰宅を余儀なくされた。
 だから、どうしても見たいと思っていた。

「パレード……ですか?」

「うん。すごーく綺麗なんだよ?
 こんな大きなゴンドラに乗ってキャラ達が踊るの」

「こら、スプーンを振り回すな」

手を使いルイに一生懸命に説明するとシンにスプーンを振り回すなと注意をされた。
 おっと……いけない、いけない。
興奮してお行儀が悪いことをしてしまったわ。

 私は、えへへと言いながら食事に戻る。
ルイは、クスクスと笑いながらキラ君にミルクをあげていた。
 凄く綺麗だからキラ君にも見てほしいな。

 そして食事が終わるとまたアトラクションに向かった。
 途中で着ぐるみに出会い、一緒に写真を撮ってもらったりした。
 十分に遊んだ遊ぶと辺りが暗くなってきた。
楽しい時間が過ぎるのは早い。
 いつの間にか夜になっていた……。