* * *
夜になり。
ご飯を食べ終え。
入浴も済ませ。
私と隼理くんは。
一緒に寄り添ってベッドに横になっている。
美輝さんは。
指輪を届けに来てくれただけで、すぐに帰っていった。
そのあと私と隼理くんは、いつも通り過ごし。
今に至る。
今日は久しぶりに隼理くんの部屋に泊まる。
泊まるのは二回目。
だけど、やっぱりドキドキする。
というか、まだ二回目だから。
ドキドキするのは当たり前、かもしれない。
でも。
そのドキドキが心地良く感じたりもする。
そして、それと同じくらい癒されている。
今、隼理くん。
私の髪の毛を。
やさしく撫でている。
それが、とても気持ち良い。
「そういえば、隼理くん」
あまりにも気持ち良く、リラックスしている。
そんなとき。
ふと思ったことがあった。
「……美輝さんって、私が高校生だということは……」
「知ってるよ」
言い終わる前に隼理くんがそう言った。
「美輝には話しておきたくて」
「そうなんだ」
美輝さんになら。
私と隼理くんが生徒と教師で恋人同士になっていることを知っていても全く抵抗は感じない。
「って、美輝の話よりも俺に集中しろ」
隼理くんはそう言うと。
熱くて甘いキスを……。
そのキスは。
唇から首筋に。
何度も首筋に熱くて甘いキスが落とされたあとは……。