女の子の挨拶。
ついびっくりしてしまった。
女の子は、ひまわりを見ていたときのように、ひまわりのような笑顔を見せた。
おっと、いけない。
早く挨拶しないと。
そうじゃないと無視しているみたいになってしまう。
「こんにちは」
俺も急いで女の子に挨拶をした。
のはいいけれど。
このあと、どう会話をしていいのか全くわからない。
どんな会話をすればいいのか。
いくら考えても思いつかない。
考えれば考えるほど思いつかなくなる。
だから少しだけ焦りを感じ始めた。
って。
別にいいのか。
女の子とは知り合いではない。
だから会話が続かなくても特に問題はないのか。
そう思い、再び、ひまわりの方に顔を向けようと……。