☆☆☆
久遠さんはなにかを掘り起こそうとしていた。
それが原因で殺されたのだとすれば、それは犯人にとって掘り起こされたら困るものに違いなかった。
「これで密室の件は片付いたね」
一旦雪の間に戻ってきた弥生が安堵したように呟いた。
「うん……。って、えぇ!?」
一度は頷いたものの目を見開いて弥生を見つめる。
弥生はあたしの声に驚いてのけぞった。
「急に大声出さないでよ。どうしたの?」
「弥生、今密室の件は片付いたって言った?」
「言ったけど?」
「密室の謎が解けたってこと?」
聞くと弥生はキョトンとした表情を浮かべる。
そして次には「えぇ!? わかってないの!?」と、驚愕の声をあげた。
久遠さんはなにかを掘り起こそうとしていた。
それが原因で殺されたのだとすれば、それは犯人にとって掘り起こされたら困るものに違いなかった。
「これで密室の件は片付いたね」
一旦雪の間に戻ってきた弥生が安堵したように呟いた。
「うん……。って、えぇ!?」
一度は頷いたものの目を見開いて弥生を見つめる。
弥生はあたしの声に驚いてのけぞった。
「急に大声出さないでよ。どうしたの?」
「弥生、今密室の件は片付いたって言った?」
「言ったけど?」
「密室の謎が解けたってこと?」
聞くと弥生はキョトンとした表情を浮かべる。
そして次には「えぇ!? わかってないの!?」と、驚愕の声をあげた。