「久遠さん、パニックになってたのかな? それで窓枠にしがみついたり、足をかけることができなかったとか?」


「そうかもしれない。でも、なんか気になるよね」


弥生の言葉にあたしは頷く。


久遠さんは本当に自殺だったんだろうか?


もしそうじゃなかったとしたら……?


そこまで考えて全身が冷たくなっていくのを感じた。


まさか、他殺……?


同じことを考えていたのか、弥生があたしに視線を向けてくる。


「……もう1度、氷の間に行ってみよう」


弥生の言葉にあたしは頷いたのだった。