とにかく救急車を呼ばなきゃいけない。
その思いで119番にダイヤルしたが、受話器からはなんの音も聞こえてこない。
スッと背中が冷たくなっていくのを感じる。
嘘だよね……?
一度受話器を置き、もう1度かける。
しかし、結果は同じだった。
もしかして電話の掛け方が間違えているんだろうか?
そう思って松野さんにお願いする。
すると松野さんはゆっくりと左右に首を振った。
「さっきの倒木で、電話線も切れたみたいです」
「そんな!」
それじゃ外部に電話することができない。
スマホを確認してみても、やはり圏外から変化はないままだ。
一瞬強いメマイを感じてあたしはソファに座り込んだ。
一気に沢山のことが起こってついていけない。
「大丈夫ですか? 少し部屋で横になったほうが……」
言われなくてもそうするつもりだった。
雪は降り続けているし、電話も電気も止まってしまった。
極めつけには隣の部屋の死体……。
とてもじゃないけれどのんびり暖炉に当たっている気分にはなれなかった。
その思いで119番にダイヤルしたが、受話器からはなんの音も聞こえてこない。
スッと背中が冷たくなっていくのを感じる。
嘘だよね……?
一度受話器を置き、もう1度かける。
しかし、結果は同じだった。
もしかして電話の掛け方が間違えているんだろうか?
そう思って松野さんにお願いする。
すると松野さんはゆっくりと左右に首を振った。
「さっきの倒木で、電話線も切れたみたいです」
「そんな!」
それじゃ外部に電話することができない。
スマホを確認してみても、やはり圏外から変化はないままだ。
一瞬強いメマイを感じてあたしはソファに座り込んだ。
一気に沢山のことが起こってついていけない。
「大丈夫ですか? 少し部屋で横になったほうが……」
言われなくてもそうするつもりだった。
雪は降り続けているし、電話も電気も止まってしまった。
極めつけには隣の部屋の死体……。
とてもじゃないけれどのんびり暖炉に当たっている気分にはなれなかった。