☆☆☆
翌朝、昨日と同じようなスピーカーの音で目が覚めた。
「みなさん、朝食ができました。食堂へ起こしください」
松野さんのアナウンスで目を覚まし、枕もとの時計を確認するとすでに7時半が過ぎていた。
昨日は10時には眠ったから、ずいぶん長く爆睡していたことになる。
隣で寝ていた弥生がベッドの上で大きく伸びをして「よく寝たぁ!」と声を上げる。
食堂へ行く前に着替えをし、洗面所で顔を洗った。
冷たい水に思わず手を引っ込める。
窓の外を確認せずに部屋を出たけれど、もしかしたらまだ雪はやんでいないのかもしれない。
本当はメガネからコンタクトに替えたかったけれど、レンズを部屋に置きっぱなしにしてきてしまった。
メガネは曇るから苦手なのだ。
仕方なくそのまま弥生と2人で食堂に入ると、弘子と小沼さんはすでに着席していた。
それぞれのテーブルにはおみそ汁と白いご飯。
それに焼いた川魚が準備されている。
臭いだけで食欲がそそられる朝食だ。
「久遠さんがまだですね」
翌朝、昨日と同じようなスピーカーの音で目が覚めた。
「みなさん、朝食ができました。食堂へ起こしください」
松野さんのアナウンスで目を覚まし、枕もとの時計を確認するとすでに7時半が過ぎていた。
昨日は10時には眠ったから、ずいぶん長く爆睡していたことになる。
隣で寝ていた弥生がベッドの上で大きく伸びをして「よく寝たぁ!」と声を上げる。
食堂へ行く前に着替えをし、洗面所で顔を洗った。
冷たい水に思わず手を引っ込める。
窓の外を確認せずに部屋を出たけれど、もしかしたらまだ雪はやんでいないのかもしれない。
本当はメガネからコンタクトに替えたかったけれど、レンズを部屋に置きっぱなしにしてきてしまった。
メガネは曇るから苦手なのだ。
仕方なくそのまま弥生と2人で食堂に入ると、弘子と小沼さんはすでに着席していた。
それぞれのテーブルにはおみそ汁と白いご飯。
それに焼いた川魚が準備されている。
臭いだけで食欲がそそられる朝食だ。
「久遠さんがまだですね」