「いいんですか?」
「もちろんだよ! 2階のトナカイの部屋だから」
そのネーミングに思わず笑ってしまった。
もしかしてサンタクロースの間とかもあるんだろうか。
「わかりました。後で行きますね」
弘子と別れて雪の間へ入ると先に送っておいた荷物がすでに入れられていた。
「これ、この部屋の鍵?」
入ってすぐ、中央に丸テーブルと2脚の椅子。
テーブルの上には鍵が置かれていた。
「たぶんそうなんじゃないかな?」
弥生は旅行鞄から着替えを取り出し、クローゼットへ移動させながら言う。
「これなくしたらやばいよね」
部屋の中を見回してみても、スペアキーらしきものは見当たらない。
もしかしたら松野さんが持っているかもしれないが、そわそわしてしまう。
普段、家族とホテルに泊まるときはカードキーだから、扱いがわからない。
「責任重大だよ」
弥生にそう言われて余計に困ってしまった。
「やめてよそんなこと言うの」
「冗談だよ。スペアキーくらいあるでしょ」
弥生は笑いながら片付けを進める。
あたしは鍵をテーブルの上に戻し、部屋の中を確認した。
テーブルの右手にはダブルベッド。
その奥が窓になっていて、今でもふり続けている雪が見える。
「もちろんだよ! 2階のトナカイの部屋だから」
そのネーミングに思わず笑ってしまった。
もしかしてサンタクロースの間とかもあるんだろうか。
「わかりました。後で行きますね」
弘子と別れて雪の間へ入ると先に送っておいた荷物がすでに入れられていた。
「これ、この部屋の鍵?」
入ってすぐ、中央に丸テーブルと2脚の椅子。
テーブルの上には鍵が置かれていた。
「たぶんそうなんじゃないかな?」
弥生は旅行鞄から着替えを取り出し、クローゼットへ移動させながら言う。
「これなくしたらやばいよね」
部屋の中を見回してみても、スペアキーらしきものは見当たらない。
もしかしたら松野さんが持っているかもしれないが、そわそわしてしまう。
普段、家族とホテルに泊まるときはカードキーだから、扱いがわからない。
「責任重大だよ」
弥生にそう言われて余計に困ってしまった。
「やめてよそんなこと言うの」
「冗談だよ。スペアキーくらいあるでしょ」
弥生は笑いながら片付けを進める。
あたしは鍵をテーブルの上に戻し、部屋の中を確認した。
テーブルの右手にはダブルベッド。
その奥が窓になっていて、今でもふり続けている雪が見える。