夜ごはんには、私が肉野菜炒めとお味噌汁を作った。母の入院中に、ひじき煮や豆の煮物など日持ちするものを作ってタッパーに詰め、ミートソースも多めに作って冷凍してあったのだが、予想以上に褒めてもらえた。
「すごい。結がこんなに料理上手になるなんて。こんなに作るの、大変だったでしょう」
「一度に作ったわけじゃなくて、毎日ちょっとずつ作ったの。私もまだまだ上手じゃないよ。メインのおかずとお味噌汁を一緒に作るのでせいいっぱいで、副菜は同時に作れないし」
「でも、こうして作り置きの副菜があるんだから問題ないじゃない。それに、ここまでできるようになったんだから、一度に何品も作れるようになるのも時間の問題だと思うわよ」
母にそう言われると、自分が一年でだいぶ上達した気がして、顔がにやけてしまう。いつも一心さんを見ているから『自分はまだまだ』という気持ちが強いけれど、最初はお味噌汁を作るのにも苦労していたんだから、それを考えたらがんばったよね。
上を見たらきりがないけれど、自分の努力は別に考えて褒めてあげよう。
私の作った料理をおいしそうに食べてくれる母を見ながら、そう思った。
「すごい。結がこんなに料理上手になるなんて。こんなに作るの、大変だったでしょう」
「一度に作ったわけじゃなくて、毎日ちょっとずつ作ったの。私もまだまだ上手じゃないよ。メインのおかずとお味噌汁を一緒に作るのでせいいっぱいで、副菜は同時に作れないし」
「でも、こうして作り置きの副菜があるんだから問題ないじゃない。それに、ここまでできるようになったんだから、一度に何品も作れるようになるのも時間の問題だと思うわよ」
母にそう言われると、自分が一年でだいぶ上達した気がして、顔がにやけてしまう。いつも一心さんを見ているから『自分はまだまだ』という気持ちが強いけれど、最初はお味噌汁を作るのにも苦労していたんだから、それを考えたらがんばったよね。
上を見たらきりがないけれど、自分の努力は別に考えて褒めてあげよう。
私の作った料理をおいしそうに食べてくれる母を見ながら、そう思った。