「エルビス君、怪我大丈夫?」
シルヴィが不安そうに聞いてくるが俺に傷なんて無い自前のスキルで治る。それでも心配そうに俺の周りをくるくる周り怪我がないか確認している。心配性な子だ。
暫く森の中を歩くと村が見えてきた。前世の記憶を思い出す前の俺が過ごしていた村だ。貧乏ではないが嗜好品は買えない程度、だが生活するには不便はないくらいの普通の村だ。
その村の中で2番目に大きな家が我が家。ちなみに一番大きな家が領主の娘でもあるシルヴィの家だ。
俺はシルヴィに連れられ半年振りに自分の家に入る。シルヴィは家に入ってすぐ大声を出した。
「マリーさん! マリウスさん! エルビス君が見つかりました!!」
その声を聴いてどたどたと俺の両親が走ってきた。俺を見ると一瞬固まりマジマジと俺を見る。
「エルビス! よかった。生きてたのね! だ、大丈夫? 泥まみれじゃない」
俺の母親が抱き着いて怪我を確認する。俺の中身は16歳だ。女の子そして、色々お世話になったおっさんに抱き着かれている所を見られ、恥ずかしくなり、身をよじらせる。その反応で母親が違和感を感じたようだ。
「エルビス?」
不安そうに俺の名前を呼ぶ。俺から記憶喪失というのは躊躇われた為、カインに救援を求めた。カインは俺の意図したことを理解してくれたようで、神妙な顔つきで話始める。
「すみません。私はエルビス君を、村の近くで拾ったものでカインといいます。彼は私が見つけたときから記憶がなくかろうじて自分の名前とそこの少女を覚えていた程度なんです」
「ま、まあ記憶がなくなるほどつらい目にあったってことだろうし、ゆっくり思い出していけば、いいんじゃないかな?」
無言で特に弁解しない俺をみて、うちの父親が母を慰める。
「そうね……とりあえず。お風呂入ってきなさい。そんなに泥まみれでいつまでも居るわけにはいかないでしょ? シルヴィちゃんもエルビスに抱き着いたでしょ? 泥まみれよ。一緒に入ってきなさい」
え? おかしくね? 女の子と一緒に入るっておかしくね? いや、6歳ならありなのか?俺もロリコンじゃないし問題ないか
「おお、エルビスの家には風呂があるのか……随分裕福だな。エルビス、俺のことは
心配せず一緒に入ってこい。俺はお前の両親と話がある」
「じゃあ入ろうぜ シルヴィ」
「へあ?」
お風呂に入ろうといわれて顔を真っ赤にするシルヴィ、モジモジとしながらチラチラ俺を見るシルヴィ
「早くいきなさい! 私達はカインさんと話があるから」
母親に急かされ服を脱ぎオフロに入る。そして体を水で流し、そしてそのまま湯船にダイブした。
「はぁ~でかい風呂いいなぁ」
この村でお風呂があるのはうちとシルヴィの家だけだ。基本的に週に2度開かれる公衆浴場にみんなは入る。
風呂に浸かりゆっくりしているとシルヴィが入ってきた。うむ! やはり俺はロリコンではないようだ全く興奮しない。そのままゆっくりしているとシルヴィが、ぼそぼそ何かを言っているのが聞こえた。耳を澄ましてみる。
「これってふうふだよね? もう一緒にお風呂入ったし私奥さん?」
みたいなことが聞こえてきた。子供で貞操観念が低いと思ってたけど、俺だから一緒に入った感じっぽいな。考えてみれば、俺の母親に対してかなりきちんとした対応ができていた。ちゃんとした子だ、貞操観念だけ子供という事は多分ないだろう。
と言うか、どんだけ夫婦になりたいんだよ。もう出るか変な既成事実を作られても困る。俺はお風呂から出ようとする‥‥が顔をゆでだこみたいにしたシルヴィが腕をつかんだ。
「もう出ちゃうの? 早くないかな? ちゃんと100数えて! ほら」
抵抗するより数えた方が早そうだったので、素直に湯船に戻り100数え始める。シルヴィも同じ湯船に入ってきた。
100数え終わったので出ようと思ったが体が温まってお風呂から出る気がなくなった。
無言はなにか嫌だったのでシルヴィにお湯をかけてみた。
「ぴゃあ! やったなぁ! この! この!」
シルヴィが反撃と言わんばかりに俺にお湯をかけてくる。俺も負けじと水を飛ばす。
「喰らえ水魔法! ウォーターバズーカ!」
魔法なんて使ったことがないので格好つけてそれっぽい名前を叫んでみた。
「ふっふっふ! 天才魔法使いシルヴィ様に魔法を当てるとは! 私も負けないぞ。喰らえ! お湯アタック!」
ネーミングセンスのないお湯攻撃が飛んでくる。そんなこんなで、楽しくなってしまい一時間くらいお風呂で遊んでいた。もちろん普通にのぼせてぶっ倒れた。脱衣所で二人真っ裸で涼んでいるとリビングから声が聞こえた。
「ええ、ですからこの周囲には危険な錬金術師がいますのでお気をつけて下さい。俺もここに止まっている間は、あなた達を守りはしますが俺が居なくなったあとのことも考えたほうがよろしいかと……あと魔物の強個体が出現しています。気を付けたほうがよろしいかと」
そんな会話が聞こえてきた。カインさんはしばらくうちに泊まるようだ。なんとなく嬉しいもんだ。
エルビス(6歳)
レベル32
魔法特性 火、水、風、土、闇、光
スキル
・苦痛完全無効、
・無詠唱
・スキル取得難易度低下
・スキル経験値増加
・スキル限界突破{ユニーク}
・鑑定
・魔術支配 (中)
・精神ダメージ完全無効
・超物理防御 (特大)
・破壊属性付与(特大)
・体力自動回復 (極大)
・超攻撃力上昇 (大)
・臓器操作
シルヴィが不安そうに聞いてくるが俺に傷なんて無い自前のスキルで治る。それでも心配そうに俺の周りをくるくる周り怪我がないか確認している。心配性な子だ。
暫く森の中を歩くと村が見えてきた。前世の記憶を思い出す前の俺が過ごしていた村だ。貧乏ではないが嗜好品は買えない程度、だが生活するには不便はないくらいの普通の村だ。
その村の中で2番目に大きな家が我が家。ちなみに一番大きな家が領主の娘でもあるシルヴィの家だ。
俺はシルヴィに連れられ半年振りに自分の家に入る。シルヴィは家に入ってすぐ大声を出した。
「マリーさん! マリウスさん! エルビス君が見つかりました!!」
その声を聴いてどたどたと俺の両親が走ってきた。俺を見ると一瞬固まりマジマジと俺を見る。
「エルビス! よかった。生きてたのね! だ、大丈夫? 泥まみれじゃない」
俺の母親が抱き着いて怪我を確認する。俺の中身は16歳だ。女の子そして、色々お世話になったおっさんに抱き着かれている所を見られ、恥ずかしくなり、身をよじらせる。その反応で母親が違和感を感じたようだ。
「エルビス?」
不安そうに俺の名前を呼ぶ。俺から記憶喪失というのは躊躇われた為、カインに救援を求めた。カインは俺の意図したことを理解してくれたようで、神妙な顔つきで話始める。
「すみません。私はエルビス君を、村の近くで拾ったものでカインといいます。彼は私が見つけたときから記憶がなくかろうじて自分の名前とそこの少女を覚えていた程度なんです」
「ま、まあ記憶がなくなるほどつらい目にあったってことだろうし、ゆっくり思い出していけば、いいんじゃないかな?」
無言で特に弁解しない俺をみて、うちの父親が母を慰める。
「そうね……とりあえず。お風呂入ってきなさい。そんなに泥まみれでいつまでも居るわけにはいかないでしょ? シルヴィちゃんもエルビスに抱き着いたでしょ? 泥まみれよ。一緒に入ってきなさい」
え? おかしくね? 女の子と一緒に入るっておかしくね? いや、6歳ならありなのか?俺もロリコンじゃないし問題ないか
「おお、エルビスの家には風呂があるのか……随分裕福だな。エルビス、俺のことは
心配せず一緒に入ってこい。俺はお前の両親と話がある」
「じゃあ入ろうぜ シルヴィ」
「へあ?」
お風呂に入ろうといわれて顔を真っ赤にするシルヴィ、モジモジとしながらチラチラ俺を見るシルヴィ
「早くいきなさい! 私達はカインさんと話があるから」
母親に急かされ服を脱ぎオフロに入る。そして体を水で流し、そしてそのまま湯船にダイブした。
「はぁ~でかい風呂いいなぁ」
この村でお風呂があるのはうちとシルヴィの家だけだ。基本的に週に2度開かれる公衆浴場にみんなは入る。
風呂に浸かりゆっくりしているとシルヴィが入ってきた。うむ! やはり俺はロリコンではないようだ全く興奮しない。そのままゆっくりしているとシルヴィが、ぼそぼそ何かを言っているのが聞こえた。耳を澄ましてみる。
「これってふうふだよね? もう一緒にお風呂入ったし私奥さん?」
みたいなことが聞こえてきた。子供で貞操観念が低いと思ってたけど、俺だから一緒に入った感じっぽいな。考えてみれば、俺の母親に対してかなりきちんとした対応ができていた。ちゃんとした子だ、貞操観念だけ子供という事は多分ないだろう。
と言うか、どんだけ夫婦になりたいんだよ。もう出るか変な既成事実を作られても困る。俺はお風呂から出ようとする‥‥が顔をゆでだこみたいにしたシルヴィが腕をつかんだ。
「もう出ちゃうの? 早くないかな? ちゃんと100数えて! ほら」
抵抗するより数えた方が早そうだったので、素直に湯船に戻り100数え始める。シルヴィも同じ湯船に入ってきた。
100数え終わったので出ようと思ったが体が温まってお風呂から出る気がなくなった。
無言はなにか嫌だったのでシルヴィにお湯をかけてみた。
「ぴゃあ! やったなぁ! この! この!」
シルヴィが反撃と言わんばかりに俺にお湯をかけてくる。俺も負けじと水を飛ばす。
「喰らえ水魔法! ウォーターバズーカ!」
魔法なんて使ったことがないので格好つけてそれっぽい名前を叫んでみた。
「ふっふっふ! 天才魔法使いシルヴィ様に魔法を当てるとは! 私も負けないぞ。喰らえ! お湯アタック!」
ネーミングセンスのないお湯攻撃が飛んでくる。そんなこんなで、楽しくなってしまい一時間くらいお風呂で遊んでいた。もちろん普通にのぼせてぶっ倒れた。脱衣所で二人真っ裸で涼んでいるとリビングから声が聞こえた。
「ええ、ですからこの周囲には危険な錬金術師がいますのでお気をつけて下さい。俺もここに止まっている間は、あなた達を守りはしますが俺が居なくなったあとのことも考えたほうがよろしいかと……あと魔物の強個体が出現しています。気を付けたほうがよろしいかと」
そんな会話が聞こえてきた。カインさんはしばらくうちに泊まるようだ。なんとなく嬉しいもんだ。
エルビス(6歳)
レベル32
魔法特性 火、水、風、土、闇、光
スキル
・苦痛完全無効、
・無詠唱
・スキル取得難易度低下
・スキル経験値増加
・スキル限界突破{ユニーク}
・鑑定
・魔術支配 (中)
・精神ダメージ完全無効
・超物理防御 (特大)
・破壊属性付与(特大)
・体力自動回復 (極大)
・超攻撃力上昇 (大)
・臓器操作