断ろうとしても一方的に言われて行ってしまった。
嫌がらせよね……?これって……。
私は、唖然とした。
「何よ……あれ?感じ悪い上に無茶苦茶よねぇ~亜季。
私も手伝うから」
「美奈子……ありがとう」
一体何が起きているの?と私は、恐怖を覚えた。
だが嫌がらせは、それだけじゃ無かった。
私がコピーをするためにコピー機を使っていたら
「ねぇ、いつまで使っているんですか?
人の迷惑も少しは、考えて下さいよ!」
「あ、すみません。 すぐに終わらせますので……」
慌ててコピーを中断させて残りを後でやることに。
コピー機から書類を取り出した。すると
呆れたようにブツブツと文句を言っていた。
「本当……年だけとっているくせに。無駄にトロいんだから……」
酷い。そこまで言う事ないじゃない。
お手洗いに行っている時も居るのを知ってか知らずか
陰で悪口を言われる事も多くなった。
「聞いた?松井さんって昔。凄い数の男をとっかえひっかえしていたらしいわよ?」
「それ本当なの?よくやるわねぇ~あの地味顔で」
「それよりあの人って仕事やるの遅くない?
昨日も残業していたみたいだし、残業手当が目的かしら?」
「今時……サービス残業が基本でしょ?
もしかして課長に言い寄ってあの人だけ貰っているとか?」