課長とは、付き合っていないけどいい雰囲気になっていると思っていた。
なのに……はい?何を急に言い出すの?八神さんは……。
「だって、これからガンガンアタックしたら
俺の方を好きになってくれるかも知れないだろ?」
……えぇっ!?何でそういう事になるのだろうか?
いやいや。私言いましたよね?
「あの…ですから私は…課長の事が好きなんですけど」
「うん、今さっき理解した。
だから、これからもっとアタックして
君に俺の事を好きになってもらえるように頑張るよ!
付き合ってないなら、まだチャンスがあるし」
八神さんは、自信満々に言ってきた。
何でそういう事になるのだろうか?凄い自信……。
いや、それよりこれだと八神さんは、私に気があるように
取れるのは…気のせいかしら?
「八神さんは、私をどうしたいのですか?」
「どうって…普通に付き合いたいだけだよ?
彼女として興味があるし」
思わず尋ねてみると八神さんは、さらりとそう言ってきた。
えっ……えぇっ!?
思いもよらない告白に驚いてしまった。
まさか、告白されるなんて。こんな美人でもない私を……。
「さぁ、ご飯を食べよう。温かい内に」
八神さんは、気にすることなくニコッと微笑んできた。
私は、頭が混乱しながら食べたので味がまったく分からなかった。
八神さんが……私を?
こんなイケメンが私に告白なんて有りえるのだろうか?
からかわれてるのか、それとも何かの罰ゲーム?
不思議過ぎて頭の中は、ネガティブな事ばかり考えてしまった。
どうしたらいいのだろうか……私は。