し、しかも田所様に送るなんて……なんて恥ずかしい。
田所様にも顔向け出来ないじゃない。

「いやぁぁっ~!!こんな恥ずかしい事なんて無いわよ!?」

 するとそんな事を言っている間にチャイムが鳴った。
あ、社長だわ。絶対に文句を言ってやる!!
 急いで玄関に行きドアを開けた。
だが、開けてすぐに私に抱き付いてきた。

「あぁ、復活~」

ムギュッと抱き付きながら私のお尻を撫で回してきた。
この男は……。

「社長…お話があるのですが」

「その前にメシ…お腹空いた。唐揚げが食べたい」

性懲りもなく…また夕食の請求かい!!
 ムカついて言ってもお腹空いたとうるさいので、結局
先に夕食にした。そして食べる時に文句を言った。

「まったく。田所様にあんな写真を送るなんて信じられません。
 恥ずかしい上にみっともないと思わないのですか!?」

「あぁ、アレ?別にいいだろう。
田所にお前以上のものを知ってると見せつけたかっただけだ!」

「勝手に見せつけないで下さいよ!!困ります。
胸まで見られて……恥ずかしい」

 あぁ、思い出すだけでも恥ずかしくなってしまう。
あんな姿の写真を……。
 すると社長は、食べていた箸を止めた。

「ところでさ……何で、まだ田所とやり取りをしているんだ?」

……ギクッ!!

「それは、田所様から電話が来て……」