本当にまた来るか分からないし、これでは
夫の帰りを待つ妻みたいじゃない!?冗談ではないわよ……。
思い出したら腹が立ってきた。
すると急に電話が鳴り出した。うん?社長かしら……?
着信を見ると田所様だった。あっ!!
田所様には、言いたい事があったんだ。
電話に出るなと言っていたけど……。
私は、契約を無視して電話に出た。
「もしもし」
『やぁ、元気かい?夏希ちゃん』
「田所様のせいですよ……」
元気とかじゃない。私は、文句と一緒に事情を話した。
だが田所様は、笑っていた。可笑しそうに……。
『アハハッ…ごめん、ごめん。
いや~実は、新堂にも文句を言われたよ!
それで、いいもんまでわざわざ送ってくれてさ」
「なんですか?その……いいものって」
『後でメールで送ってあげるから自分で確認をするといいよ!
夏希ちゃんって思った以上に胸デカいんだね?
いや~ごちそうさま』
はい?余計に意味が分からないため余計に首を傾げてしまった。
だが社長がすることは、ろくなことがない。
それは、すぐに理解した。
電話を切った後に田所様から送られたメールを確かめてみた。
画像と一緒に送られていたので見ると……。
「な、何よ?これは……!?」
私がベッドの上で寝ている姿だった。
しかも布団で隠れてはいるがあらわな姿。
胸まで見えているし……。
こんな写真をいつの間に撮っていたのよ!?