「ごめんね、結菜ちゃん」


「え……?」


「なんかこんな感じの告白になっちゃって」


 一輝くん……。


「僕、本当はこういうの苦手で。どんな感じで告白をすればいいのかとか全然わからなくて。だから、さっきも突然『一緒にお風呂に入ろ』とか大胆なことを言っちゃった」


 やっぱり。

 やっぱり一輝くんは昔から変わらない。

 純粋でちょっと不器用なところとか。


 私が可愛いと思っている一輝くんのままだ。


 なんか、それがすごく嬉しい。