「そうしたら結菜ちゃんが公園の中に入っていくからどうしたのだろうと思って、僕も結菜ちゃんのあとを追って公園の中に入っていったんです」 そうだったんだ。 もちろん、それも全然気付かなかった。 「公園の中に入った僕は、とりあえず結菜ちゃんのことが見える位置にある木の陰に隠れたんです」 一輝くんが木の陰に隠れていたのも、もちろん全然気付かなかった。