「って、さっきからあそこで何をしているの?」


 突然、拓生くんが一本の木を見てそう言った。


「え……?」


 私は拓生くんが示す方向の木を見た。

 すると……。


「えっ⁉」


 私はその木を見た瞬間、驚き過ぎて言葉にならなかった。

 だって、そこには……。