「違うよ、結菜ちゃん、気を遣ってるわけじゃないよ」 そう言って拓生くんは話し続ける。 「難しいというのは、今すぐは難しいかもしれないという意味で、気持ちの整理がつくまでは、もう少し待ってほしいかなって。オレだって結菜ちゃんと全く交流がなくなるのは寂しいから」 「拓生くん……」 「でも、それがいつになるのかはわからない。一年後……十年後……それとも永遠に来ないかもしれない」 そ……そんなぁ~。