「それで話の続きなんだけど……」


 声に力が無いまま、拓生くんは話を続ける。


「クラスの女子たちの話だと……結菜ちゃんと椎名くんが……付き合ってるんじゃないかって」


 やっぱり。
 拓生くんの話というのは、私と一輝くんのこと。