…………。

 ……気まずい……。

 この気まずい空気が何とも言えないくらいに私の心の中を締め付ける。

 どうしよう。

 早く拓生くんに声をかけなくては。

 そう思えば思うほど、私の心の中は焦り、パニックになりそうになる。

 いっそのこと、ここから逃げ出してしまい。
 私は、そんなことまで思ってしまっていた。

 …………。
 ……最低だ、私。
 拓生くんは全く悪くないのに。
 いくら拓生くんと接することが気まずい気持ちになるからとはいえ、拓生くんから逃げ出してしまいたいと一瞬でも思ってしまったなんて。