「……ねぇ……」


 ……‼

 一輝くん、やっと声をかけてくれる……?


「……結菜ちゃん」


 やっぱり‼

 待ってました‼ 一輝くん‼


「なぁに、一輝くん」


 私は『待ってました‼』という気持ちを抑えながら一輝くんに返事をした。


 私は一輝くんがやっと話しかけてくれたことに安心し過ぎたのか……。


「一緒にお風呂に入ろ」


「そうだね」