「姉ちゃんに僕と結菜ちゃんのことを報告したし、もうそろそろいいよね。それに夜で暗いし」


 少しだけ照れながら、そう話した一輝くん。


 手をつないで照れている一輝くん。

 なんか不思議な感じ。

 だって、一輝くん。

 部屋にいるときは、あんな……。
 あんな大胆なこと……したり……する……のに……。
 …………。

 ……きゃ……。
 きゃぁぁ~っっ‼
 思い出したら恥ずかしくなってきたぁ~っっ‼

 恥ずかしくなってきて顔から火が出そう……っっ‼

 私は、あまりの恥ずかしさに思わず一輝くんの手を離しそうになった。