「それで、いいよね、結菜と一輝のことを歩夢くんに話しても」 そうだった。 私と一輝くんのことを夏川さんに話してもいいかどうかということを彩月に訊かれていたのだった。 話がちょっと違う方向にいってしまっていたから。 「うん」 私も話を戻して彩月にそう返事をした。