…………。


 ……あれ……?

 一輝くん、無言なの……?

 一輝くん、何か用があって私の部屋に入ってきたんじゃ……。


「……一輝くん……?」


 そう思った私は、一輝くんに声をかけてみた。


「なぁに、結菜ちゃん」


「私に何か用があったんじゃ……」


「うん……」


 一輝くんは曖昧な返事をした。

 そんな一輝くんの様子を見て、私は『どうしたのだろう』と思っていると、一輝くんは「ここに座ってもいい?」とベッドの方を示した。
 私は「いいよ」と返事をした。
 私の返事を聞いた一輝くんは、私のベッドに座ってスマホを見だした。