「姉ちゃん、僕、結菜ちゃんと付き合ってるから」


 ……っ⁉

 えっ、えぇっ⁉
 一輝くん⁉

 私が彩月にやっと私と一輝くんのことを言おうとしたのと同時に、一輝くんが彩月に私と一輝くんのことをあっさりと報告した。


 一輝くんが彩月にあっさりと報告したことに驚き過ぎた私は、視線を彩月から一輝くんに勢いよく向けた。


「い……一輝くん……‼」


「なに、結菜ちゃん」


 私と違って冷静過ぎる一輝くん。


「なんか……すごくあっさりと……」


 冷静過ぎる一輝くんとは真逆で、私はかなり動揺していた。