一輝くんと恋人同士になった土曜日、そして日曜日の二連休が明けた月曜日。


 今は昼の休憩時間。


 私は、いつものように彩月と弁当を食べている。


 …………。

 私は弁当を食べながら彩月の方を見た。

 そして、こんなことを思っていた。

 彩月に言わなければ。

 私と一輝くんのことを。

 でも、さすがにここでは言えない。

 だから。


「……ねぇ、彩月」


「なぁに、結菜」


「近いうちに空いてる日ってある?」


「あるよ」


「部屋に来てほしいの」


 彩月に、私と一輝くんが住んでいるマンションに来てもらおうと思った。