…………。
……ダメ……。
どうしよう……。
ドキドキが止まらない。
ドキドキし過ぎて、その音が静か過ぎる部屋に響き渡りそうなくらい。
私は、ものすごく恥ずかしくなって、再び顔に血液が集中しているかと思うくらいに顔が熱くなっている。
月明かりは入り込んでいるけれど、部屋の照明は消えているから、たぶん私の顔が真っ赤になっているのはよくわからないはず。
でも……。
やっぱり恥ずかしいものは恥ずかしい。
一輝くんにじっと見つめられて恥ずかしくならないわけがない。
私は恥ずかしさに耐えられなくて、少しだけ一輝くんの方から目を逸らした。
すると……。